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企業搾取と環境問題に立ち向かうプラットフォーマー『DIGGERGUN』がSteamリリース。モノクロの暗い島で最低賃金労働者の葛藤を描く

 開発者Kablloopは、アクション・アドベンチャー・シミュレーションゲーム『DIGGERGUN』を2025年11月6日にPC(Steam)向けにリリースしました。本作は、企業による搾取と環境破壊に抗う労働者の姿を描いた、社会派的なプラットフォーマーです。モノクロームの不気味な映像表現と、リアルな労働問題を組み合わせた独特の世界観が特徴となっています。

暗い島での労働地獄を舞台に

 舞台はバル島。プレイヤーは低賃金の労働者として、シャドーな企業「Cornwall Mining Corp」に雇用されます。ここは最低限の給料、疲労、高い物価に苦しむ現実の英国を象徴するような場所です。目標は3000ポンドを稼ぐこと。しかし生き残るためには、単なる採掘作業だけでは足りません。本作は、プレイヤーが日々の労働、経済的な困窮、そして環境破壊の現実に直面するシミュレーションとなっています。

 貴重なリチウムを採掘するため、島中を駆け回ることになります。しかし一方で、食料費、生活費といった現実的な出費も迫ってきます。プレイヤーは限られた時間と資源の中で、どうやって生き残り、どうやって脱出するのかを決断しなければなりません。

不気味なモノクロームの世界観

 『DIGGERGUN』の映像表現は、意図的に抑圧的な雰囲気を醸し出すモノクロームパレットで統一されています。この暗い色彩設計は、ゲーム内の労働環境の過酷さと、企業による支配を視覚的に強調しています。プレイヤーは息苦しい画面の中で、採掘作業に従事することになり、その経験そのものが本作のメッセージを体現するデザインとなっているのです。

採掘とサバイバルの葛藤

 本作はプラットフォーマーとしてのアクション要素と、生存シミュレーションの要素を組み合わせています。島を移動しながらリチウムを採掘し、同時に生活費を工面しなければなりません。疲労の蓄積、給料の不足、環境への罪悪感といった、労働者が直面する複雑な問題がゲームメカニクスとして組み込まれています。プレイヤーは単にステージをクリアするのではなく、現実的な経済的圧力の中で選択を迫られることになります。

日本語に完全対応

 『DIGGERGUN』は日本語に対応しており、インターフェイス、フル音声、字幕のすべてが日本語化されています。日本のプレイヤーも、この社会派的なメッセージを言語の障壁なく体験できます。

価格・セール情報

 『DIGGERGUN』の通常価格は999円ですが、現在リリース記念セールとして11月17日まで10%オフの899円で購入できます。企業搾取と環境問題に立ち向かう独特のゲーム体験を、お得な価格で始めるチャンスです。

『DIGGERGUN』

  • 配信日:2025年11月06日
  • 対応プラットフォーム:PC(Steam)
  • 価格: 999円(税込)
  • 開発:Kabloop
  • パブリッシャー:Kabloop, GrabTheGames
  • 日本語対応:あり(インターフェース, フル音声, 字幕)

その他のスクリーンショットや公式トレーラー

システム要件

最小動作環境

  • 最低: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
  • OS: Windows 10, 11 or newer
  • プロセッサー: 2 GHz dual-core
  • メモリー: 2 GB RAM
  • グラフィック: Any AMD or nVidia graphics card with latest drivers
  • ストレージ: 300 MB の空き容量

推奨動作環境

  • 推奨: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です

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