
VerenithStudioは2025年11月24日、心理サスペンスゲーム『Floor 13』をSteam向けにリリースしました。価格は580円です。
本作は、同じオフィスの廊下を何度も歩かされるという奇妙なループの中で、目に見えない現実の歪みを察知するゲームです。毎回、廊下のどこかが微妙に変わっており、その違いを見つけ出して報告することが目的となります。違いに気づけなければ、廊下はあなたを永遠に閉じ込めるという設定です。
同じ場所の繰り返しに隠された恐怖

『Floor 13』の基本的なプレイは、見慣れた廊下を歩くというシンプルな行為から始まります。しかし、その廊下は毎回何かが異なっています。壁の色が変わっていたり、ドアの位置がずれていたり、あるいは存在していなかったものが現れるといった、微妙な変化が積み重ねられていくのです。
プレイヤーは観察力を研ぎ澄まし、ルーティンの中に潜む違和感を捕捉する必要があります。この繰り返しの中で、現実が少しずつ歪んでいく不気味さが、ゲームの中心を成しています。
観察と報告のメカニクス

ゲームプレイの流れは「ルーティン→歪み→観察→報告」という一連のサイクルで構成されています。廊下を歩く中で、変化に気づいたプレイヤーはそれを報告するわけですが、正確に違いを指摘できるかどうかが進行を左右します。
このシステムは、見つけ間違いや見落としといったプレイヤーの判断ミスに対して容赦ない設計になっているようです。違いに気づけなければ廊下から抜け出せないという脅迫的な状況は、心理的な緊張感を持続させる工夫と言えるでしょう。
心理サスペンスとしての演出

『Floor 13』は、ホラーというより心理的な不安感を前面に出したサスペンスゲームです。同じ空間の繰り返しという設定自体が、見る者に閉塞感と違和感を植え付けるデザインになっています。
音声は英語のみの対応ですが、本作は会話が極めて少なく、廊下の変化そのものがストーリーを語る構成になっているため、言語の壁は低そうです。UI と字幕は日本語に対応しており、指示や報告画面は日本語で表示されます。
価格と対応状況

『Floor 13』は現在、Steamで580円で購入可能です。
『Floor 13』
- 配信日:2025年11月24日
- 対応プラットフォーム:PC(Steam)
- 価格: 580円(税込)
- 開発:VerenithStudio
- パブリッシャー:VerenithStudio
- 日本語対応:あり(インターフェース, 字幕)
その他のスクリーンショットや公式トレーラー

システム要件
最小動作環境
- 最低: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10 64-bit
- プロセッサー: Intel Core i5-8400 / AMD Ryzen 5 2600
- メモリー: 8 GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1070 8 GB / AMD Radeon RX 580 8 GB
- DirectX: Version 12
- ストレージ: 3 GB の空き容量
推奨動作環境
- 推奨: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です