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戦術的リアルFPS『Bodycam』が大型アップデート配信。ゾンビマップと新マルチプレイマップ、エンジン最適化で生まれ変わる

 Reissad Studioは2024年6月7日にリリースした戦術的マルチプレイFPS『Bodycam』に、大規模なアップデートを配信しました。Unreal Engine 5.5への移行、ゾンビモード向けの最大規模マップ、そして実在するフランスのエアソフト施設を再現した新マルチプレイマップが追加されています。

 本作は身体装着カメラの視点で展開する超リアルシューターです。近距離戦闘の緊迫感、銃声の迫力、チームプレイの重要性が核となっており、デスマッチ・チームデスマッチ・ボムモード(Body Bomb)で戦術的な立ち回りが問われます。開発は17歳と20歳のフランス人ゲーマーによって手がけられ、最新世代のエンジン技術で写真的リアリティを目指しています。

エンジン刷新で大幅な最適化を実施

 今回のアップデートの最大の技術的変更は、Unreal Engine 5.2から5.5への移行です。開発チームは全プロジェクトをアップグレードし、Lumenと仮想シャドウマップ(VSM)に完全対応させました。

 GPU・CPU使用率の最適化が全主要マップで実施され、描画呼び出しの削減、動的レンダーターゲットの削減、シャドウ複雑性の軽減が行われています。テクスチャメモリ使用量も大幅に削減され、ストリーミング効率が向上。約90%のテクスチャが仮想テクスチャ化され、適切なLODと圧縮設定が適用されました。

 プレイメニューのパフォーマンスは劇的に改善されており、Slateティック処理が4.3msから0.66msに短縮、メモリ使用量は250MBから180MBへ削減されています。フレームレートの安定性が向上し、Paintball、Logistics、Hospital、CQB、Public Pool、Airsoft、Bomb House、Russian Building、Shooting Range、Romeの全マップで高い・安定したフレームレートが実現されたとのことです。

ゾンビモード最大規模マップ「Village」登場

 ゾンビモードに、これまでで最大となる「Zombie Village」マップが追加されました。開発チームは本マップを「野心的な実験場」と位置づけており、より大規模な環境設計、クロスボウという新武器の実装、高度なAI挙動、新しいメカニクスの試験を通じて、ゾンビモードの可能性を広げています。

 マップは強烈で不気味な雰囲気を醸成する設計となっており、ゾンビの波状攻撃システムが刷新されました。スプリンター型ゾンビの音響表現が強化され、より識別しやすくなっています。ミステリーボックスのサウンドエフェクトも再設計され、より満足度の高い体験へと改められました。

 公式ブログによれば、ゾンビモードは今後も「二次的なゲームモード」として位置づけられ、マルチプレイ体験を改善するための実験場として機能するとのことです。将来的には超リアリズム方向での展開が検討されており、ファンタジー要素の追加は想定されていません。

実在施設をモデルにした新マルチプレイマップ「CQB Powergun」

 マルチプレイ向けには、フランスのセルニー市にある実在のエアソフト施設「CQB Powergun(Rue Robert Canivet)」を再現した大規模マップが追加されました。実在の場所をゲーム内に適応させるのは異例の手間がかかるだけに、開発チームがこの挑戦に踏み切ったことは注視すべき点です。

 新マップは複雑な環境設計を活かした戦術的プレイを想定しており、チームワークと位置取りが勝敗を左右します。段階的な難度調整が施され、初心者から上級者まで幅広いプレイスタイルに対応しています。

大規模なバグ修正と安定性向上

 アップデートには数百項目のバグ修正が含まれています。ロビークラッシュ(友人招待後のホスト・ロード時のクラッシュ)、Bodycam検出アイコン(緑色の四角形)の非表示問題、スコアボード表示の誤り、Steam招待機能の問題といった頻出バグが解決されました。

 マップロード中のソフトロック、武器切り替え時のカメラ問題、ラウンド終了画面の表示不具合、キャラクター編集時のカメラズーム問題も修正されています。Airsoft・CQBではボットが動かない問題が解決され、全マップでのプレイヤー引っかかりスポットが排除されました。

 入力バインディングシステムの包括的な修正も行われ、すでに使用中のキーに対する警告表示、「リセット入力」ボタンの動作復旧、Oキーのバインディング復旧が実装されました。

ゲームプレイの細部も調整

 スプリント操作がホールド式からトグル式へ変更され、より快適な操作感を実現しています。マップ投票システムが新たに導入され、ラウンド終了後にプレイヤーが次のマップを選択できるようになりました。

 ボムタイマーの調整によりラウンドが極端に短く終わる問題が改善され、ボットが爆弾解除を正しく実行するようになっています。死後のグレネード爆殺(ポストヒューマスキル)が正しくスコアを計算するよう修正されました。

 ズーム・カメラナビゲーションが複数のインターフェイスで改善され、より自然でスムーズな動きが実現。ナイトビジョンメッセージが特定のキーバインディング変更時に誤表示される問題も解決されています。

既存マップの大規模ポーランド

 Airsoft、Paintball、Public Pool、Russian Building、Warehouse、Worn House、Hospital、Asylum、Bomb House、Shooting Range、The Backroomsの全既存マップに対し、テクスチャアート検証・修正が実施されました。

 ライティング再ベイク、コリジョン修正、マテリアル最適化、ハードポイント位置の調整・追加が行われています。Paintballの破損した壁材質、Russian Buildingの過度に明るい夜空、Public Poolのアクセス不可能だったハードポイント、Airsoft階段の足音問題といった細部の不具合が修正されています。

 Warehouseはデバッグモードからの復帰が果たされ、ボット戦での再プレイが可能になりました。全マップに統一されたぼかしエフェクトが復旧され、視覚的一貫性が向上しています。

オーディオ・VFX・UIの全面刷新

 足音・インパクト・近接攻撃音の新しいサウンドエフェクトが統合され、環境音のクラッターが削減されています。グローバルオーディオミックスが再バランスされ、とくにVillageマップでの音響オクルージョン(音の遮蔽)が改善されました。

 ゾンビモード向けに波状攻撃終了時の音響キューと新ボイスラインが追加され、没入感が強化されています。Niagara粒子システムが血、銃口フラッシュ、破片、衝撃エフェクト向けにアップデートされ、血液デカールが照明に正しく反射するよう改善されました。

 UI全体がアスペクト比スケーリングに対応し、非標準解像度でのレイアウト崩れが解消。長いプレイヤー名がUIレイアウトを破壊する問題が修正され、スコアボードがマッチ状態(残り時間、勝利条件など)をより明確に表示するようになりました。

ネットワーク・マルチプレイの改善

 ホストとクライアント間の切断フローが改善され、クライアントが一貫してロビーに安全に戻るようになっています。不正なゲームモード遷移が解決され、レプリケーション性能が向上してプレイヤー更新時のラグスパイクが削減されました。

 ロビー・マッチメイキングフローが改善され、状態同期の信頼性が向上。サーバートラベルが最適化され、セッション再作成時間が短縮されています。マップ投票がプレイヤーをキックしたりホストをフリーカムに放り込む問題が解決されました。

 ロビー参加・再参加時の無限ロード問題が修正され、VOIP品質保証チェックが完了してボイスチャット動作が安定化。ネームプレート表示がプレイヤーを正しく追従するよう修正されています。

開発体制の拡大と今後の展開

 リード段落で触れた通り、発売以来、開発チームは大幅に拡大しており、現在では100人を超える情熱的なスタッフが『Bodycam』の開発に携わっています。エンジン移行とシステム刷新は「次の開発段階の基盤を設定する大規模なステップ」と位置づけられており、複数のアップデートが並行して進行中とのことです。

 サーバー、アンチチート、UI全体リワークといったより重い課題は現在も進行中ですが、これらは最優先事項として扱われています。公式ブログによれば、近日中に次の大型アップデートに焦点を当てた新しい開発ログがリリースされる予定です。

セール情報と価格

 『Bodycam』は現在、通常価格3,900円のところ、12月2日まで20%オフの3,120円でセール中です。インターフェイスと字幕は日本語に対応しており、音声は英語となっています。

 本作はPC(Steam)で早期アクセス中として配信されており、今回のアップデートはエンジン刷新に伴う大規模な品質向上を実現しています。ハイエンドGPU(RTX 3060以上推奨)とブロードバンド接続環境があれば、次世代のタクティカルシューター体験に即座にアクセスできます。

『Bodycam』

  • 配信日:2024年06月07日
  • 対応プラットフォーム:PC(Steam)
  • 価格: 3,900円(税込)
  • 開発:Reissad Studio
  • パブリッシャー:Reissad Studio
  • 日本語対応:あり(インターフェース, 字幕)

その他のスクリーンショットや公式トレーラー

システム要件

最小動作環境

  • 最低: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
  • OS: Windows 10/11
  • プロセッサー: AMD Ryzen 7 3700X, Intel Core i7-9700K
  • メモリー: 8 GB RAM
  • グラフィック: AMD Radeon RX 5700 (8 GB), NVIDIA GeForce RTX 2070 (8 GB)
  • ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
  • ストレージ: 50 GB の空き容量
  • 追記事項: SSD Recommended

推奨動作環境

  • 推奨: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
  • OS: Windows 10/11
  • プロセッサー: AMD Ryzen 7 3800X, Intel Core i7-10700K
  • メモリー: 16 GB RAM
  • グラフィック: AMD Radeon RX 6600 XT (8 GB), NVIDIA GeForce RTX 3060 (12 GB)
  • ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
  • ストレージ: 50 GB の空き容量
  • 追記事項: SSD Recommended

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