
Yakov Butuzoffが開発し、Abylight Studiosが販売する地下採掘ステーション経営ゲーム『Anoxia Station』が5月9日にPC(Steam)向けにリリースされました。
火山噴火で崩壊した地球の地底で石油を求める
『Anoxia Station』は、超巨大火山の噴火により地表が荒廃した近未来のディストピア世界を舞台とするターン制ストラテジーゲームです。プレイヤーは「テラノート」と呼ばれる国際的な鉱夫集団のリーダーとして、地球の極限深部にある採掘ステーションを管理し、人類の生存に不可欠な石油資源の採掘に挑みます。
物語の舞台は1988年。地球の状態が悪化する中、プレイヤーのクルーは非武装中立地帯に派遣された国際的なテラノート集団の一員として、廃墟と化した巨大採掘ステーションと大量の石油鉱床に関する情報を発見します。
しかし地下深部は、強烈な放射線、極度の熱、地殻変動など、人類が知る限り最も過酷な環境となっており、これらの脅威と戦いながら採掘を続けなければなりません。
ゲームプレイでは、ランダム化されたマップを探索しながら、採掘区域を拡張し、資源を確保していきます。深く潜れば潜るほど環境は危険になり、新たな脅威が待ち受けています。クルーメンバーの負傷や死亡は恒久的な損失となり、人員不足が採掘作業全体に影響を及ぼすため、慎重な判断が求められます。
多国籍クルーの思惑と対立を管理
『Anoxia Station』の特徴的な要素として、クルーメンバーの出身国による対立があります。ソビエト連邦、アメリカ、ドイツ民主共和国、日本など、各国から集まったスペシャリストたちは、それぞれに秘密の目標と野心を抱いています。冷戦時代のライバル意識は地下深部でも消えることなく、内部対立が最大の脅威となる可能性もあります。
プレイヤーは採掘ステーションのリーダーとクルーを選択でき、この選択がゲームの展開に大きく影響します。彼らを生かし続けることが重要で、クルーが倒れれば生産ライン全体が消滅し、ミッション全体が危機に陥る可能性があります。
『Anoxia Station』のビジュアルは独特なアイソメトリック視点で描かれており、地球の深部の美しさと恐怖を同時に表現しています。
水晶の結晶でできた洞窟、巨大なマグマの湖、広大な塩の洞窟など、現実の物理的プロセスに基づいた環境が描かれています。サウンドデザインも特徴的で、岩石の揺れの轟音、採掘や溶接の音、遠くに響く非人間的な音などが、地下深部の恐怖を演出しています。
『Anoxia Station』はPC(Steam)向けに配信中です。通常価格1700円のところ、リリース記念セールとして5月24日まで10%オフの1530円で購入可能です。





システム要件
最低動作環境
- OS:Windows 10 64-bit
- プロセッサー:Intel i5-2300/AMD FX-4300
- メモリ:8 GB RAM
- グラフィック:NVIDIA GeForce GTX 1050 または同等
- DirectX:Version 11
- ストレージ:3 GB の空き容量