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ディストピア系クリッカーゲーム『FACEMINER』が公式日本語対応。1999年を舞台にした生体データ収集シミュレーション

 Wristworkは5月28日、インクリメンタル経営シミュレーションゲーム『FACEMINER』に日本語対応アップデートを配信しました。

 『FACEMINER』は、生体データ収集の帝国を築き上げていくクリッカーゲームです。プレイヤーはY2K(2000年問題)直前のテクノ楽観主義を背景とした世界で、ゼロから惑星規模の生体データ処理帝国を構築していくことになります。不気味で物語重視のディストピア系インクリメンタル経営シミュレーションとなっています。

 ゲームではデータを収集し、ソフトウェアのアップグレードを管理しながら、工場のインフラとハードウェアを急速に拡張していきます。プレイヤーは利益を確保しつつ、電気代や冷却システム、カーボンオフセット制度といった現実的な課題にも対処しなければなりません。手動フィルタリングの新人から究極の自動収集マシンへと進化していく成長要素も用意されています。

 ストーリー面では、社内メッセージシステムを通じて同僚マイナーたちの素顔やオフィスの噂話をチェックできます。メッセージを読み解くことで、『FACEMINER』ソフトウェアスイートの影の創造者たちの謎と、その究極の計画を暴くことができるとのことです。

 『FACEMINER』には、Madwreckによる1990年代テイスト満載のオリジナルサウンドトラックが収録されています。ハウスからジャングル、アンビエントまで幅広いジャンルの楽曲が用意され、内蔵オーディオプレーヤーで楽しむことができます。

 開発元のWristworkによると、本作はAIの倫理に直接的に関わるコンセプト主導のゲームだということです。ゲーム内に登場する顔画像は、NVIDIAが研究用にリリースしたFFHQデータセットで訓練されたGAN(敵対的生成ネットワーク)によって生成されたものです。同社は、大量データ収集の生態学的影響、監視への懸念、企業権力の複合化といった点でAIを批評する作品として本作を位置づけています。

 すでにSteamにて高い評価を獲得しており、530件のレビューで「非常に好評」ステータスを獲得しています。主なストーリーは2.4時間、主なストーリーとおまけをくわえると7.2時間のプレイ時間となっています。

 『FACEMINER』は通常価格920円のところ、6月11日まで20%オフの736円で販売されています。別売りのサウンドトラックは920円で提供されています。

システム要件

最低動作環境

  • OS: Windows 10
  • プロセッサー: Intel Core i3 or equivalent
  • メモリー: 1 GB RAM
  • グラフィック: 128MB VRAM
  • ストレージ: 1 GB の空き容量
  • その他: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です

推奨動作環境

  • 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です

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