Studio 369が開発し、Ultimus Rex LLCが配信する中世都市建設シミュレーション『Noble Legacy』が8月13日にSteamで早期アクセスを開始しました。従来の都市建設ゲームの奥深さと三人称RPGの没入感を融合させた、ユニークな王国統治を体験できます。
戦場から帰還した領主の物語
プレイヤーは戦争から帰還した領主として、崩壊寸前の荒廃した領地「グリーンウッド」を相続することから物語が始まります。遠い玉座からではなく、石畳の街路や緑豊かな野原を実際に歩きながら王国を偉大さへと導いていくのが本作の醍醐味です。
廃墟と化した土地から領地を再建し、民を導き、自分の過去を明らかにしながら、歌と鋼鉄に値する「高貴な遺産」を築き上げることが目標となります。建設者の手腕によって、ホール、荒野、城壁まで、すべてが自分のデザインで作り上げられます。
本作最大の特徴は、戦略的な俯瞰視点と没入感のある三人称視点を簡単に切り替えられることです。領地を統治する際は俯瞰視点で全体を把握し、住民と交流したり王国の未来を築いたりする際は三人称視点で土地を探索できます。
高度なAIによる住民シミュレーション
住民システムには特に力が入れられており、熟練した職人たちは高度なAIによって独特の特性、癖、野心を持っています。彼らの進化するニーズのバランスを取り、個性が調和するよう管理して高い士気を維持する必要があります。住民には家を適切に家具で装飾し、娯楽を豊富に提供し、最先端の道具を与えて忠誠心を維持し、生産性を向上させることが求められます。
レベルアップ、装備、深い士気システムを備えた没入感のある住民シミュレーションにより、プレイヤーは常に住民の家や共同建物、生産能力をアップグレードして彼らのニーズを満たす必要があります。より高位で希少な住民を募集すれば、新しいものを作れたり、新しい仕事ができたり、市民の世話や娯楽の提供がより効率的になります。
複雑な経済システムと貿易要素
経済面では、住民の職業、資源パイプライン、生産チェーン、農業プロセスを学習・展開して、住民が暖かく、食べ物に困らず、幸せでいられるよう確保する詳細な経済シミュレーションが特徴です。
村への訪問者に販売したり娯楽を提供したりして金を稼ぎ、地域の人々のための貿易拠点を作り、興味深く利益をもたらす旅行者を村に誘致できます。
自由度の高い建築システム
建築面では、住民の家を照らす松明から地元の酒場で使用するテーブルの種類まで、すべてを決めることができます。森の中の素朴な小屋から巨大な高い城まで、あらゆるものを建設可能です。
事前に作られた様々な建物で王国を急速に成長させることも、すべての建造物を細かくデザインして他に類を見ない領地を築くこともできます。独自の創作物を保存し、Steam Workshopを通じて遠い領地の仲間の統治者たちと共有することも可能です。
早期アクセスの内容と今後の予定
現在の早期アクセス版では、ゲームの基本を紹介する洗練されたチュートリアルと無制限のサンドボックスモードが利用できます。機能する経済の構築、住民の募集、建造物の建設、王国の成長が可能ですが、パフォーマンスの問題や長期的なバランスの調整が早期アクセス期間中に行われる予定です。
約6か月の早期アクセス期間を予定しており、正式リリース版では貿易、外交、結婚と家族計画、大規模戦闘、追加のマップとバイオームなどの主要機能が追加される予定です。開発チームは活発なDiscordサーバーでコミュニティと密接に連携し、フィードバックを収集して改善に取り組んでいます。
価格・言語対応
通常価格2,800円のところ、8月23日まで10％オフの2,520円で購入可能です。正式リリース時には価格が引き上げられる予定となっています。現在のところ日本語には対応しておらず、英語のみのサポートとなっています。
システム要件
最低動作環境
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10
- プロセッサー: Core i7-8700k (6 Core Equivalent)
- メモリー: 16 GB RAM
- グラフィック: GTX 1070
- ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
- ストレージ: 20 GB の空き容量
推奨動作環境
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10
- プロセッサー: Core i7-9700K (8 Core Equivalent) or better
- メモリー: 32 GB RAM
- グラフィック: NVIDIA GeForce RTX 3070 or better
- ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
- ストレージ: 20 GB の空き容量