開発者のIndifferent Penguinは、『Hotline Miami』にインスパイアされた2D俯瞰型アクションゲーム『Tackle for Loss』のデモをSteam Nextフェスで配信開始しました。本作は、失われた記憶を取り戻すため、元アメリカンフットボール選手が暗黒街を舞台に戦うハイオクタンなアクションゲームです。
ダークなストーリーとアメフトスキルが融合したゲームプレイ
『Tackle for Loss』は、元プロフットボール選手のプレイヤーキャラクターが、愛する者を救うという絶望的なミッションに挑む作品です。独特のフットボールスキルを駆使しながら、暗黒街の奥深くへと進んでいきます。本作の核となるのは、アメフトの「タックル」という概念をゲームシステムに組み込んだ戦闘メカニクス。プレイヤーは限られた回数のタックルを戦略的に使用し、敵を倒していく必要があります。このシステムにより、単なる反射神経だけでなく、戦術的な思考が求められるアクション体験が実現されています。
ストーリーは暗く、激しい戦闘シーンが展開される一方で、NPCとの会話シーンも用意されており、選択肢を通じてプレイヤーが物語に関与する仕組みになっています。記憶喪失に苦しむ主人公ジョーの謎を解き明かしながら進むストーリーは、ゲームの没入感を大きく高めています。
ダークピクセルアートが映えるビジュアル表現
『Tackle for Loss』のビジュアルの特徴は、ダークなピクセルアートと光源処理の巧みな組み合わせです。スクラップヤード、都市の駐車場、ショッピングモール、不気味な森、豪華な邸宅など、多彩なロケーションが用意されており、それぞれの舞台が独特の雰囲気を纏っています。赤と青のネオンカラーが効果的に使われ、サイバーパンク的な世界観とホラー要素が融合した、視覚的に強烈なゲーム環境が構築されています。
懐中電灯の光が暗闇を照らすシーンでは、緊張感が高まり、プレイヤーの没入感が深まります。また、アメフトフィールドがネオンでライトアップされた戦闘ステージは、幾何学的な美しさと戦闘の激しさが相まって、極めてスタイリッシュな表現となっています。ドット絵ながらも細かなディテールが施されており、古いブラウン管テレビのエフェクトなどレトロな雰囲気も随所に感じられます。
戦闘、探索、アイテム収集が絡み合うゲームシステム
本作のゲームシステムは、単なる戦闘だけにとどまりません。敵を倒すことで経験値、鍵、現金といったリソースを獲得でき、これらをショップで活用してアイテムやパワーアップを購入できます。カラフルな販売機が配置されたショップエリアや、収集したアイテムを展示するコレクションルームなど、探索と収集の要素が充実しています。
戦闘シーンでは、敵に与えたダメージが画面上に「x2」「x3」といった連続表記で表示され、爽快感のあるフィードバックが得られます。飛び散る血しぶきや敵の死体も表現されており、アクションゲームとしての満足度が高く設計されています。限られたタックル回数という制約条件が、戦闘を単なる反射神経の競争ではなく、戦略的な判断が必要なチャレンジへと昇華させています。
価格情報
Steam Nextフェスで配信されているデモは無料でプレイ可能です。本作の正式リリースに向けた価格情報は、現在のところ公開されていません。
なお、本作は日本語には対応していません。インターフェイス、音声、字幕すべて英語となっています。
『Tackle for Loss』
- 配信日：近日登場
- 対応プラットフォーム：PC（Steam）
- 開発：Indifferent Penguin
- パブリッシャー：Indifferent Penguin
- 日本語対応：なし
その他のスクリーンショットや公式トレーラー
システム要件
最小動作環境
- 最低: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10
- プロセッサー: Intel Core i3-3240 (2 * 3400); AMD FX-4300 (4 * 3800)
- メモリー: 4 GB RAM
- グラフィック: Radeon RX550 (4GB VRAM)
- ストレージ: 1000 MB の空き容量
推奨動作環境
- 推奨: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10
- プロセッサー: Intel Core i5-3470
- メモリー: 8 GB RAM
- グラフィック: GeForce GTX 1050 (2048 VRAM); Radeon R9 380 (2048 VRAM)
- ストレージ: 1000 MB の空き容量