
開発者のKool2Playは、カジュアルゲーム『Ripperdoc Simulator』のデモを2025年10月18日現在、Steam Nextフェスで配信中です。本作は11月21日のPC(Windows)向け正式リリースを控えており、今回のデモを通じてゲームの世界観と基本的なプレイ感を体験できるようになっています。
サイバーパンク世界の裏社会で営む改造クリニック

『Ripperdoc Simulator』は、犯罪に満ちた地区で非合法の身体改造クリニックを経営するシミュレーションゲームです。プレイヤーは表向きには雑然とした電子機器店を営みながら、その裏側で絶望的な依頼人たちに対して違法なサイバーウェア移植手術を行う「影の外科医」となります。
生き残りのため、美しさのため、力を求める者たちが訪れる中、プレイヤーは彼らの要望に応えるため、眼球の抽出から四肢の切断、そして生身の肉体をクロムに置き換えるといった生々しい改造手術を遂行していくことになります。
本作の世界観は、広大なサイバーパンク都市を舞台としており、薄暗く工業的な環境の中にネオンサインが灯る、典型的な近未来都市の景観が広がっています。昼間は営業を装いながら、夜間には違法な手術を実行するという二面性を持つゲームプレイが展開されていきます。
グロテスクなリアリティを追求した手術表現

本作の最大の特徴は、人体改造の過程をリアルに表現した手術シーンです。手術台に横たわるクライアントの身体部位が明確に表示され、眼窩がえぐられ血が滲む様子まで、倫理的に踏み込んだ描写が躊躇なく行われています。これらの生々しい表現は、単なる衝撃を狙ったものではなく、ゲーム内で行われる行為のリアリティを高め、プレイヤーが「影の外科医」としての没入感を深める役割を担っています。
手術画面には「Operation list」としてタスクが表示され、プレイヤーは指示に従いながら段階的に改造を進めていきます。リソース管理ゲージも表示されており、手術の進行状況を視覚的に把握することができます。
経営シミュレーション要素と多彩なゲームシステム

表向きの電子機器店の経営も本作の重要な要素です。プレイヤーは改造されたデバイスを販売したり、希少な部品を仕入れたりしながら、当局の目を逃れて事業を継続する必要があります。商品を棚に陳列し、価格を設定するといった従来のシミュレーション要素にくわえて、違法な改造手術という非道徳的な行為を軸としたゲームプレイが構成されています。
また、ゲーム内には経験値システムが実装されており、プレイヤーのレベルアップに伴ってスキルや能力が向上していくと考えられます。日時管理システムも存在し、曜日や時間帯によってゲーム内の状況が変化する動的な世界が表現されています。
都市探索とNPCとのインタラクション

サイバーパンク都市の各地には様々なNPCが配置されており、屋台の店主や食べ物を売る商人など、多彩なキャラクターとの交流が可能です。これらのNPCとのインタラクションを通じて、クエストの受注や情報の入手、あるいは単なる息抜きなど、多角的なプレイ体験が提供されます。
ゲーム内には「MODIFY YOU TODAY」というポスターが掲示されており、人体改造がこの世界で推奨されている行為であることが強調されています。街全体が違法な改造文化に浸透した世界観が構築されており、プレイヤーはそうした社会の一部として活動していくことになります。
Steam Nextフェスでデモ配信中
『Ripperdoc Simulator』のデモは、現在Steam Nextフェスで配信されており、正式リリース前に本作の世界観とゲームシステムを体験することができます。11月21日の正式リリースに向けて、今回のデモで本作の魅力を確認してみてはいかがでしょうか。
『Ripperdoc Simulator』
- 配信日:2025年11月21日
- 対応プラットフォーム:PC(Steam)
- 開発:Kool2Play
- パブリッシャー:Kool2Play
- 日本語対応:なし
その他のスクリーンショットや公式トレーラー



システム要件
最小動作環境
- 最低:
- OS: Windows 11
- プロセッサー: i5 3550 / RYZEN 5 2500X
- グラフィック: NVIDIA GTX 1050 / AMD R9 270X
- DirectX: Version 11
- ストレージ: 1 GB の空き容量