
ZofyとPolygoniichanが開発し、YUPITERRAがパブリッシャーを務める『Nuclecard』が、2025年12月5日にSteamでリリースされました。価格は2,100円です。
本作は核戦争後の荒廃した世界を舞台にしたカードベースの生存シミュレーションです。プレイヤーは容赦ない放射線と季節の脅威に直面しながら、建設、クラフト、狩猟、戦闘を通じて生き延びることを目指します。単なるサバイバルゲームではなく、カードゲーム的な要素とシミュレーション要素が融合した独特の体験となっています。
聖域の構築と資源管理

『Nuclecard』の中心となるシステムは、30以上のユニークな場所から拠点を選び、複数の建設オプションの中から最適なシェルターを構築することです。放棄された工場を要塞化するか、忘れ去られたバンカーに定住するか、それとも死んだ都市の中心に家を作るか——プレイヤーの選択が生存戦略を左右します。
シェルターの建設では、シンプルな焚き火から高度な炉まで、50以上のクラフト可能なアイテムをアンロックしながら段階的に強化していきます。収納チェストと金庫を作成し、居心地の良いテントでも大きな家でも、自分だけの完璧な拠点を仕上げることができます。
資源管理も重要な要素です。35種類以上の食材を調理し、目玉焼きから自家製アップルパイまで完全な食事を準備する必要があります。天然水源から水を見つけて浄化するか、コレクターをクラフトして安定した供給を確保する判断も迫られます。
生存スキルと季節の脅威

『Nuclecard』では、放射線検出器を監視しながら被曝量を常にモニタリングすることが不可欠です。農業と狩猟で食料を確保し、廃墟を探索して忘れられた品物と貴重な物資を見つけることも求められます。汚染された水域での釣りも選択肢として用意されており、プレイヤーのプレイスタイルに応じたさまざまな生存戦略が可能です。
とくに注視すべきは季節システムです。冬が来ると、食料を備蓄し、暖かい服を作り、適切なシェルターを建設して残酷な寒さに備える必要があります。警告サインを見逃すと、春が来る前に凍死する恐れがあります。準備不足の者に慈悲はない——このゲームの厳しさを象徴する言葉です。
医療ケアも生存の鍵となります。薬をクラフトして傷を治療し、保護服を作成して過酷な環境に耐える必要があります。これらのシステムが相互に関連し、プレイヤーの決断が最後になるかもしれない緊張感を生み出しています。
ゲームプレイの多様性

本作には9つのアクション満載のミニゲームが搭載されており、スキルテストを通じてゲームプレイに変化をもたらします。カードベースのメカニクスと従来のシミュレーション要素が組み合わさることで、単調になりがちなサバイバルゲームに戦略的な深さが加わります。
ダイナミックな遭遇システムも用意されており、予測不可能な出来事がプレイヤーの計画を狂わせる可能性があります。これらの要素は、脱出シューターやローグライクと同様に、継続的なプレイヤーの適応能力が試されるゲームデザインとなっています。
価格と対応状況

『Nuclecard』の価格は2,100円です。日本語に完全対応しており、インターフェイス、音声、字幕すべてが日本語で利用できます。テキスト量が多いサバイバルシミュレーションだけに、日本語対応は大きなメリットです。
早期アクセスでのリリースのため、今後のアップデートで新たなシステムやコンテンツが追加される見込みです。サバイバルゲームは継続的なコンテンツ追加とバランス調整が重要になるジャンルだけに、正式リリースまでにどこまで拡張されるかが注目されます。
『Nuclecard』
- 配信日:2025年12月05日
- 対応プラットフォーム:PC(Steam)
- 価格: 2,100円(税込)
- 開発:Zofy, Polygoniichan
- パブリッシャー:YUPITERRA
- 日本語対応:あり(インターフェース, フル音声, 字幕)
その他のスクリーンショットや公式トレーラー









システム要件
最小動作環境
- 最低:
- OS: Windows 10
- プロセッサー: any
- メモリー: 512 MB RAM
- グラフィック: any
- ストレージ: 256 MB の空き容量