Steam 新作

アドベンチャーRPG『Encounter: The Lost Cards』が大型アップデート「Major Version 0.9.0」を配信。トレーディングカード機能とSteamマーケット統合の経済システムが誕生

 Salvatore GrossoはSteamで早期アクセス配信中のアドベンチャーRPG『Encounter: The Lost Cards』に、Major Version 0.9.0アップデートを配信しました。ターン制ローグライクのゲームシステムにトレーディングカード機能を追加し、Steam マーケットとの連携で実際のプレイヤー主導経済を実現する大幅な進化です。

4枚のトレーディングカードで戦局が変わる

 本アップデートで『Encounter: The Lost Cards』は単なるローグライクから、トレーディングカード機能を搭載したゲームへと進化します。プレイヤーは4枚の売買可能なカードを使ってプレイすることになり、これまでのゲームシステムに経済的な深さが加わりました。最も注目すべきはSteam マーケットの完全統合です。ゲーム内で獲得したカードをマーケットで売却し、他プレイヤーから購入することで、シングルプレイのローグライク内に実際のプレイヤー駆動経済が成立する仕組みになっています。

 正体不明のカード群がどんな効果を持つのかは、実際に獲得して試すまで明かされません。詳細は不明ですが、新たに追加された実績ミッションをクリアすることで、強力な初期装備をアンロックでき、これまで以上に遠くまで進められるようになるとのことです。

ショップとインベントリが刷新、ギフトボックス機能も追加

 アップデートに伴い、ショップとインベントリページが大幅に刷新されました。新たに「ギフトボックス」機能が追加され、ゲーム内通貨の「Wisdom」を使って開封できます。これまでの単純なアイテム管理から、ギフトボックスという新しいアイテム獲得手段が加わることで、運要素とリソース管理のバランスが変わってきそうです。

 デッキビューも実装され、タロットカードを長押しすることでデッキの詳細を確認できるようになりました。これにより、複雑なカード効果をより直感的に把握できるようになっています。

実装された改善と修正内容

 実績ミッションにはプログレス表示が追加され、目標達成までの道のりが明確になりました。ロック解除済みのスターターキットをタップすると、アイテムの詳細説明が表示されるようになり、初期装備選択がより戦略的になります。

 不具合修正では、エンカウントが定期的にスキップされていた問題が解決され、サーバータイムアウトによるオフラインモード停止の問題も改善されました。「Mystical」条件トリガーの修正により、「Bloodfang」と「Spiritfang」の能力スタッキングも正常に機能するようになっています。

 興味深い変更点として、すでに所持しているアイテムはインベントリへの優先配置が可能になりました。これまでは自動的に融合されていましたが、プレイヤーが融合タイミングを自由に選べるようになり、リソース管理の自由度が大幅に向上しています。

価格と対応状況

 『Encounter: The Lost Cards』は現在、PC(Steam)で1,150円で配信中です。英語のみの対応となっており、インターフェイス・音声・字幕ともに日本語表示には対応していません。

『Encounter: The Lost Cards』

  • 配信日:2025年10月21日
  • 対応プラットフォーム:PC(Steam), Linux
  • 価格: 1,150円(税込)
  • 開発:Salvatore Grosso
  • パブリッシャー:Encounter GG
  • 日本語対応:なし

その他のスクリーンショットや公式トレーラー

システム要件

最小動作環境

  • 最低: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
  • OS: Windows 7/8/10/11 (64-bit)
  • プロセッサー: Intel Core i3 or equivalent (2.4 GHz)
  • メモリー: 1 GB RAM
  • グラフィック: Integrated graphics card
  • DirectX: Version 10
  • ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
  • ストレージ: 150 MB の空き容量

推奨動作環境

  • 推奨: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です

-Steam, 新作
-