
Flyway Gamesは12月10日、時間操作アクションRPG『アセンドトゥゼロ』のオープンプレイテストをSteamで開始しました。12月27日(米国時間)まで、誰でも参加できるテスト版が配信されています。
『アセンドトゥゼロ』は時間を自在に操るローグライクゲームです。流れゆく一秒一秒を武器に変え、数千回の挑戦を経て時間支配の極意を掴み取るというコンセプトで、時間停止能力を駆使した独特のバトルシステムが特徴となっています。
時間を止めて戦略的に戦う

『アセンドトゥゼロ』の特徴は、時間操作というメカニクスです。敵との戦闘中に時間を停止させることで、敵の動きを固定したまま自分の行動を計画できます。この仕組みにより、単なる反射神経ではなく、戦略的な判断が勝敗を分ける構造になっているとのことです。
各ステージを進むにつれて、プレイヤーは複数のアバターをアンロックでき、キャラクターごとに異なるユニークなアビリティが用意されています。ガラス大砲型の火力特化ビルドから、機動力重視の高速移動型ビルドまで、自分のプレイスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。

敵を倒すと「チップ」と呼ばれる特殊なアイテムが獲得でき、これらを装備することで武器強化や新武器の獲得、ステータス大幅上昇など、ランの中盤以降の強化が進みます。新しく追加されたチップも多数あり、毎回異なる構成で独自の体験ができるようになっています。
プレイテストで体験できる内容

今回のオープンプレイテストは、開発チームがコミュニティからのフィードバックを反映した最新版とのこと。プレイ可能なステージは2つ用意されており、時間操作を駆使して様々な敵に立ち向かうことになります。
ビジュアル面でも大幅な刷新が行われ、各キャラクターとアバターのイラストが新しく描き直されています。新システムや新武器、新ガジェットなど、これまでのデモには登場していなかったコンテンツも盛り込まれており、既存プレイヤーにも新規プレイヤーにも新鮮な体験が待っているはずです。
ただし、注意点として、プレイテストのセーブデータは本番に引き継げません。デモ版のセーブデータは保持されるため、アンインストールの必要はありませんが、プレイテスト版は独立した環境として扱われます。
プレイテストへの参加方法とコミュニティイベント

参加方法は簡単です。Steamストアページで「アクセスをリクエスト」ボタンを押し、プレイテスト版をダウンロードするだけで開始できます。テスト期間は日本時間で12月28日4時59分までとなっており、約2週間半の期間が設けられています。
開発チームはコミュニティへの感謝を込めて、2つのイベントを用意しています。Gleamを使用したギブアウェイイベントでは、いくつかのアクションを完了することで正式版のSteamキー獲得チケットを増やせます。シークレットコード「A2ZPLAYTESTBEGINS」を入力することで、即座にチケットが付与されるとのこと。
さらにバグハント報奨イベントも開催されており、プレイ中に見つけたバグやタイポをDiscordの専用チャンネル「event_playtest_feedback」に報告することで、追加のチケットを獲得できます。このアプローチは、開発チームがプレイヤーからの直接的なフィードバックを重視していることを示しており、プレイテスト版の品質改善に力を入れている姿勢が伝わってきます。
対応状況と今後の展開

『アセンドトゥゼロ』はPC(Steam)向けにプレイテスト中で、日本語インターフェイスと字幕に対応しています。音声は英語のみとなっていますが、テキスト駆動のゲームではないため、言語の壁は低いと考えられます。
正式版のリリース日はまだ発表されていませんが、このオープンプレイテストは本版へ向けた最終調整段階だと見られます。脱出シューターやローグライク系ゲームは継続的なプレイヤーベース維持が課題となるジャンルだけに、正式版リリース後のコンテンツ追加ペースと、マッチング環境の整備が重要になってくるでしょう。
『アセンドトゥゼロ』
- 配信日:近日登場
- 対応プラットフォーム:PC(Steam)
- 開発:Flyway Games, Inc.
- パブリッシャー:Flyway Games, Inc., KRAFTON, Inc.
- 日本語対応:あり(インターフェース, 字幕)
その他のスクリーンショットや公式トレーラー




システム要件
最小動作環境
- 最低: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10 64-Bit
- プロセッサー: Intel® Core™ i5-4570 / AMD FX-8300
- メモリー: 8 GB RAM
- グラフィック: Nvidia GTX 960 / Radeon R9 280
- DirectX: Version 12
- ストレージ: 2 GB の空き容量
推奨動作環境
- 推奨: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10 64-Bit
- プロセッサー: Intel® Core™ i7-6700 / AMD Ryzen 5 1600
- メモリー: 12 GB RAM
- グラフィック: Nvidia GTX 1070 / Radeon RX 5600 XT
- DirectX: Version 12
- ストレージ: 2 GB の空き容量