
METROPOLICE社は、地獄を舞台にしたユニークなシティビルダーゲーム『The HELL: City Builder of the Dead』のプレイテストを開始したことを明らかにしました。
本作は2025年に早期アクセス版としてSteamでリリース予定で、現在はプレイテスト版を通じてプレイヤーからのフィードバックを募集しています。
地獄の総管として魂を管理するダークシティビルダー
『The HELL: City Builder of the Dead』は地獄深部を舞台にしたシティビルダーゲームで、プレイヤーは「地獄総管」となり人類史上の大災害で亡くなった魂たちを受け入れ、管理していくことになります。従来の都市建設ゲームとは一線を画し、人口成長ではなく「魂の流入管理」に焦点を当てた独自のゲームシステムが特徴です。
プレイヤーは廃墟の上に亡者の都市を築き、限られた資源である「血液」「残余」「哭涙」「恐怖」を管理しながら、流れ着く魂たちを「奴民」へと変え、都市の労働力として活用していきます。
魂は青・黄・赤の3種類に分類され、それぞれ異なる特性を持ち、赤魂は暴虐的で「破壊者」と化す危険性も秘めているとのこと。
七つの大罪をテーマにした複数のステージ
『The HELL: City Builder of the Dead』には歴史上の大災害をモチーフにした複数のステージが用意されており、それぞれが七つの大罪のいずれかをテーマにしています。現在のバージョンでは以下のステージが予定されています。
- 狂鯰震舞(関東、日本、1923年)
- 悪犬寡婦(クラカトア火山、インドネシア、1883年)
- 万毒貪龍(メキシコ中部、南アメリカ、1540年)
- 四神の鹿(スカンディナヴィア、北西ヨーロッパ、西暦536年)
- ワニ神の口づけ(古代エジプト、紀元前1200年)
- 巨蛇の夢(古代メソポタミア、紀元前3500年)
- 天地転倒(未公開)
各ステージの最後には強大なボス「墜獄獣」との戦いが待ち受けており、高強度の戦闘と都市管理が融合した緊張感あるゲームプレイが展開されるとのことです。
「法令」による都市統治と防衛システム
都市が拡大するにつれて「法令」を制定することができ、魂、資源、基盤施設の運営方法を決定できます。また、奴民を「守衛」「安霊」「狩魔」といった特殊ユニットに転化させ、暴走する魂や侵入者から都市を守ることも重要な要素となっています。
建築物は「黄泉路」と呼ばれる地獄のネットワークでつながり、血液を供給して建築物にエネルギーを与えるだけでなく、奴民の移動を加速させる役割も果たします。
早期アクセスへの道筋
開発元のMETROPOLICE社によると、早期アクセス版は少なくとも1年間の期間を予定しており、その間にプレイヤーからのフィードバックを取り入れながら開発を進めていくとのことです。
早期アクセス版では3つの完全なミッションが遊べるようになる予定で、それぞれ異なるストーリーとプレイスタイルを楽しめるとしています。
現在配信中のプレイテスト版は、Steam上でアクセスをリクエストすることで参加できます。また、本作のデモ版も配信されているため、気になる方はこちらをチェックしてみるとよいでしょう。





システム要件
最低動作環境
- OS: 64-bit Windows 10以降
- プロセッサー: 2コア1.7GHz以上
- メモリー: 8GB RAM
- グラフィック: GeForce GTX 1050、AMD R9 270X相当
- DirectX: Version 12
- ストレージ: 6GBの空き容量
推奨動作環境
- OS: 64-bit Windows 10以降
- プロセッサー: 4コア2.9GHz以上
- メモリー: 16GB RAM
- グラフィック: GeForce GTX 3050、Radeon RX 6550相当
- DirectX: Version 12
- ストレージ: 8GBの空き容量