
サンドボックス型花火シミュレーター『Fireworks Mania - An Explosive Simulator』の開発チームが4月30日、今後の開発計画と最新アップデートについて発表しました。
2020年12月に発売された本作は5年目を迎えながらも継続的な改良が進められており、「発射システム」という新機能の実装が進行中であることが明らかになりました。
Unity 6へのアップグレードが完了
デベロッパーのLaumania ApS氏によると、長期間にわたって取り組んできたゲームエンジンのUnity 6へのアップグレードがついに完了したとのことです。このアップグレード自体はプレイヤーにとって目に見える変化はあまりないものの、今後の開発を継続するために必要不可欠な技術的アップデートだったとしています。
Unity 6へのアップグレードにより、開発チームは今後も『Fireworks Mania』に新機能を追加し続けることが可能になりました。すでに4月28日付けで実験ブランチに公開されたパッチ「v2025.4.3」では、ホストがUIから天候を変更できる「Weather」ドロップダウンメニューが追加されています。
注目の新機能「発射システム」の開発が始動
Unity 6へのアップグレード完了後、開発チームは「発射システム(Firing System)」と呼ばれる新機能の開発に着手していることを発表しました。この機能は開発者のLaumania氏が、コミュニティメンバーのKeltusar氏、Amnestey氏、Guanaco氏らとライブストリームで意見交換を行い、基本的な仕様の検討が始まったところだとしています。
具体的な詳細はまだ明らかにされていませんが、複雑な花火の発射シーケンスをより簡単に設定できるようになる機能と推測されます。現在は開発初期段階であり、Unity 6への移行後に発見されたいくつかのバグへの対応が優先されているとのことです。
花火を自由自在に打ち上げる爆発シミュレーター『Fireworks Mania』とは?
『Fireworks Mania』は、その名の通り「花火マニア」向けの爆発シミュレーターです。現実では安全上の制約や法規制で体験できないような大規模な花火のセットアップと打ち上げを、完全に自由な環境で楽しむことができます。
プレイヤーは様々なロケーションで、多種多様な花火を自由に配置し、独自の花火ショーを作成できます。単に花火を楽しむだけでなく、物理エンジンを活かした爆発効果も楽しめるため、さまざまな物体を爆破する「破壊シミュレーター」としての側面も持っています。
また、ゲーム内には複数のマップが用意されており、都市部、住宅地、田舎の風景など、様々な環境で花火を打ち上げることができます。それぞれのロケーションには独自の特徴があり、破壊可能なオブジェクトや特殊な仕掛けも用意されています。
花火の種類も豊富で、ロケット花火、噴水花火、爆竹、大型の打ち上げ花火など、様々なタイプを使い分けることができます。これらを組み合わせて連鎖反応を起こしたり、タイミングを調整したりして、オリジナルの花火ショーを作り上げることが本作の醍醐味です。
『Fireworks Mania - An Explosive Simulator』は現在、PC(Steam)にて1,200円で販売中です。これからも新機能の追加や改良が継続されるとのことで、開発の進展に注目です。









システム要件
最低動作環境
- OS: Windows 7 (64ビット)
- プロセッサー: i5-2550k
- メモリー: 4 GBのRAM
- グラフィック: NVIDIA GTX 770
- DirectX: バージョン11
- ストレージ: 2 GB の空き容量
推奨動作環境
- OS: Windows 11 (64ビット)
- プロセッサー: I5-4690k
- メモリー: 16 GBのRAM
- グラフィック: NVIDIA GTX 1080
- DirectX: バージョン11
- ストレージ: 8 GB の空き容量