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『Grimoire of Hecate: Tower of Starlight』のSteam体験版が公開中、2枚のカードを合成して呪文を作るローグライト

夜の星明かりの塔を背に、魔法カードと魔導書を手にする魔女レイのキービジュアル

Blablah Gamesとして活動する個人開発者のAmblaさんは、ターン制ローグライト・デッキ構築ゲーム『Grimoire of Hecate: Tower of Starlight』のSteam体験版を公開中だと発表しました。

体験版は無料で、Windows PC向けに配信されています。製品版は開発中で、Steamでの発売は2026年第4四半期を予定しています。

カード合成で呪文を作る仕組み

一般的なカードゲームでは、手に入れたカードをそのまま戦闘で使います。『Grimoire of Hecate』では、魔法カードは新しい魔法を作り出すための素材として扱われます。

プレイヤーは塔を登りながら、報酬として魔法カードを集めます。庭園では2枚のカードを組み合わせて新しい魔法を発見でき、そのレシピは魔法図鑑に記録されます。

『Grimoire of Hecate』のカード合成画面。炎のカード2枚で魔女の火を作成

発見した魔法が、次の探索で最初から使えるわけではありません。必要な素材カードをもう一度集め、記録されたレシピどおりに組み合わせると、その魔法を作って使えます。

完成した魔法も、より上位の魔法の材料になります。Amblaさんは、欲しいカードが出るかどうかだけに頼らず、素材を戦略的に組み合わせて魔法バッグを使いたい魔法で満たしていく仕組みだと説明しています。

4つの属性と行動管理が軸の戦闘

属性は、火のエンバー、水のアクア、地のテラ、風のガストの4つです。一つの属性を伸ばすことも、複数の属性を組み合わせることもできます。

エンバーは火傷を重ねて敵を追い詰め、アクアは回復や弱体効果の解除を担います。テラは防御と能力強化で攻撃に耐えて反撃し、ガストは多段攻撃と「残響」の蓄積で連続ダメージにつなげます。

戦闘では、敵の次の行動を確認しながら、行動ポイント、HP、MPを管理します。1ターンに与えられた行動ポイントで、攻撃、防御、魔法の合成、消耗品の使用、MPを回復する瞑想のどれを行うかを選びます。

『Grimoire of Hecate』戦闘画面。レイが嵐のロック鳥と戦うターン制バトル

Amblaさんは、強力な魔法でもMPを慎重に管理しなければ使いこなせないと説明しています。

分岐するルートと遺物・消耗品

塔では、分岐する道から次の行き先を選びます。戦闘、エリート戦、イベント、ショップ、休息、カードの聖域、宝箱、ボスが道の先に待っています。

『Grimoire of Hecate』の分岐マップ画面。戦闘やイベントなどのマスが分岐してつながる

遺物と消耗品を集め、状況に合わせて戦闘用と予備の魔法を入れ替えながら次の戦いに備えます。発見した魔法や遺物、選択によって、同じ道でも求められる答えは変わります。

記憶の欠片による永続強化と武器

冒険が終わっても、成長は残ります。探索で得た記憶の欠片を使うと、レイの最大HP、最大MP、魔法攻撃、魔法防御、元素の親和度などを永続的に強化できます。

Grimoire of Hecateの永続強化画面「欠片強化」。最大MPや魔法防御などの強化項目一覧

サリーのサポートを強化すると、出発時に選べる基本カードのほか、消耗品や遺物の選択肢と品質が改善されます。

武器の解放と強化にも記憶の欠片を使います。武器にはそれぞれ長所と短所があり、使いたい魔法や戦い方に合わせて選べます。

武器庫画面で星明かりの杖の強化内容を表示した日本語ゲーム画面

母親を探す魔女レイの物語

主人公は、母親が星明かりの塔に封印されていると知り、連れ戻すために塔へ向かう若い魔女レイです。塔の結界で魔力のほとんどを失ったレイは、最初からやり直し、魔法を一つずつ思い出していきます。

星明かりの塔を見つめる魔女レイと「お母さんは、あの塔の中にいる」の台詞画面

道中では、焚き火イベントなどで塔に集う人々と会話や選択を重ね、塔に残された記録をたどります。母親と塔にまつわる物語が、少しずつ明らかになります。

焚き火イベントでリアが「温かいお茶を持ってきました。」と話す日本語ゲーム画面

Steamのストアページでは、上へ進むほど塔で見つかる痕跡が、温かな幼少期の記憶とは異なる真実を指し示し始めると紹介されています。

体験版の収録内容

8月に公開された体験版には、全3幕と40種類の魔法が収録されています。各幕は10ステージで構成され、第3幕のボスまで遊べます。

Amblaさんは、初回の全編プレイに約2時間から3時間を想定しています。

体験版はWindows PC向けで、日本語、英語、フランス語、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)の6言語に対応しています。

公開後も更新が続けられています。体験版の動画投稿とライブ配信は、収益化されたチャンネルでも利用できます。

AI生成コンテンツの使用範囲

Amblaさんによると、ゲームのコード全般、グラフィック素材の制作、韓国語と英語以外の言語へのローカライズにAIが活用されています。Steamのストアページでは、事前に生成されたビジュアル素材、テキスト、ローカライズ、コードの制作と調整に生成AIツールを使用したと開示されています。

グラフィックはAsepriteで調整してアニメーションをくわえ、ゲーム内で仕上がりを確認しているとのことです。ゲームに採用した成果物は開発者自身が確認し、必要に応じて修正しています。

プレイ中に生成AIでコンテンツを生成する機能はありません。

発売時期・入手先・動作環境

オーストラリアを拠点とするAmblaさんにとって、初めて制作したゲームです。製品版は開発中で、Steamでの発売は2026年第4四半期を予定しており、価格は現時点で発表されていません。

Steamのストアページでは、ウィッシュリストに追加するとリリースの通知を受け取れます。公式トレーラーも公開されています。

Steamのストアページには、以下の最低動作環境が記載されています。

  • OS:Windows 10 64-bit
  • プロセッサー:SSE4.2対応の64-bit x86プロセッサー
  • メモリー:4 GB RAM
  • グラフィック:DirectX 12対応(Feature Level 12_0)
  • ストレージ:2 GBの空き容量
  • 追記事項:64-bitのプロセッサーとOSが必要で、キーボードとマウスが必要です。

体験版と製品版は、それぞれ別のSteamページから確認できます。

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