
byDanDansは9月12日、ポイント&クリック形式のミニゲーム集『トロッコ正答(The Trolley Solution)』をPC(Steam)向けにリリースしました。本作は1967年にイギリスの哲学者フィリッパ・フットによって提唱された有名な思考実験「トロッコ問題」を題材とした異色のゲーム作品です。
哲学の思考実験がゲームに変身

『トロッコ正答』は、道徳哲学の分野で議論され続けている「トロッコ問題」をインタラクティブな体験として楽しめる作品です。プレイヤーは暴走するトロッコの進路を切り替えるレバーを操作し、複数の人命に関わる重大な選択を迫られます。ゲーム内では「哲学者たちはすでに、自分の時間と人生を浪費して『考えること』について考えています。それなら、どうせなら楽しんでみませんか?」という挑戦的なメッセージが掲げられています。
本作はミニゲーム集として構成されており、様々なシチュエーションでトロッコ問題のバリエーションを体験できます。単純な二択から複雑な多重分岐まで、プレイヤーの倫理観と判断力が試される場面が数多く用意されています。
シンプルながら印象的なビジュアル表現

ゲームは白黒の線画スタイルで描かれており、ミニマルなグラフィックが逆に選択の重みを際立たせています。トロッコが脱線する瞬間の強烈な集中線や、複雑に入り組んだ線路網の俯瞰図など、シンプルな表現ながらも視覚的なインパクトは絶大です。
プレイヤーは俯瞰視点で線路の全体像を把握しながら、切り替えレバーを操作してトロッコの進路を決定します。画面上には「Lever」の文字とアイコンが表示され、どこを操作すべきかが直感的に理解できるようになっています。また、セーラー服の少女「Tameko」が登場するストーリー要素も含まれており、単なるパズルゲームを超えた深みのある体験が提供されます。
多彩なゲームプレイ要素

本作はポイント&クリック形式を基本としながらも、様々なゲームプレイ要素を組み合わせています。トロッコを押し上げるアクション要素や、複数の分岐点を同時に管理する戦略的なパズル要素、キャラクターとの会話を楽しむビジュアルノベル的な側面まで幅広く網羅しています。
プレイヤーは時には線路上を歩いて探索し、時には急な坂道でトロッコを押し上げ、時には複雑な線路網で最適解を見つけ出すことになります。ゲーム設定では「Hue」「Saturation」「Value」「Invert」といったカラー調整オプションも用意されており、白黒アートスタイルを自分好みにカスタマイズすることも可能です。
価格・セール情報
『トロッコ正答』の通常価格は1,000円ですが、9月26日まで35%オフの650円でセール中です。
『トロッコ正答』
- 配信日:2025年09月12日
- 対応プラットフォーム:PC(Steam)
- 価格:1,000円(税込)
- 開発:byDanDans
- パブリッシャー:The Bueno Interactive
- 日本語対応:あり(字幕)
その他のスクリーンショットや公式トレーラー



システム要件
最小動作環境
- 最低: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10 or higher x86 and x64
- プロセッサー: Intel i5 or equivalent
- メモリー: 4096 RAM MB RAM
- グラフィック: 1GB VRAM
- DirectX: Version 10
- ストレージ: 600 MB の空き容量
推奨動作環境
- 推奨: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です