
World Map Tycoonは同社が開発・パブリッシングを手がけるPC(Steam)向けストラテジー『Crave New World』を、2026年10月の発売予定だと発表しました。ジャンルはインディー、シミュレーション、ストラテジーで、プレイヤーはある“やめられない飲み物”を世界に広めていく経営者の立場に立たされます。
本作でプレイヤーは、基本のフォーミュラと空っぽの合成ベンチ、そしてひとつの流通先だけを手に事業をスタートします。需要から得られる通貨「Thirst」を元手に配合を改良し、国ごとにルートを開拓しながら、消費者を依存者へと変えていくことが目標です。ただし事業の拡大とともに「Heat」と呼ばれる危険度も高まっていき、これが10に達すると事業は強制終了となります。
合成ベンチでの配合とワールドマップでの物流判断が軸
ゲームの中心となるのは、KITCHENと呼ばれる合成ベンチでの配合作業です。リアクターはひとつにつき2種類の化合物を組み合わせられる仕様で、組み合わせ次第でAppeal(訴求力)やAddiction(依存性)を伸ばしたり、Chaos(拡散力)を高めたりできます。一方で組み合わせによってはToxicity(毒性)が上がってしまうこともあり、ひとつの問題を解決すると別の問題が悪化するという駆け引きが常につきまといます。

購入できる化合物のラインナップはランで変わりますが、完全なランダム抽選ではありません。市場に並ぶ化合物を確認したうえで何を買うかを選べるため、安価なTier Iの化合物が実は最適解だったり、逆に高価な化合物がリスクに見合わなかったりと、毎回の購入判断がフォーミュラの方向性を左右します。
配合が固まったら、次は物流の判断です。最初のルート開拓は容易ですが、拡張を重ねるほど新しい国への進出コストは上がっていき、地図上のすべての国が単なるチェック項目ではなく重みのある選択になっていきます。良いルートは需要をもたらしますが、悪いルートは相応の代償を連れてきます。

各国の人口は、Consumer(消費者)、Addict(依存者)、Dead(死者)といった区分で可視化され、世界地図を眺めるだけで自分の事業がどこで受け入れられ、どこで拡散しすぎているか、どこで数字が悪化しているかが一目で把握できます。ときには「Public Health Threat Declared(公衆衛生上の脅威が宣言される)」といったニュースイベントも発生し、Heatの上昇を受け入れて押し切るか、Thirstを支払って買収するかといった選択を迫られる場面もあります。Love(好感度)が事業に猶予を与えてくれる一方、Heatは容赦なく積み上がっていく数値として描かれており、この2つのバランスをどう取るかが事業存続のカギになりそうです。

現在提示されている目標は、世界人口の80%を依存状態にすることです。Toxicityを高めれば短期的には有利に進められますが、死者はこの目標に一切カウントされないため、毒性頼みの拡大がそのまま勝利につながるわけではない点も、本作らしい駆け引きといえるでしょう。ゲームはポーズ機能や速度調整付きのリアルタイム進行で展開され、ランごとに市場のラインナップやフォーミュラ、地図の状況が変化するため、一度の攻略パターンが次のランでも通用するとは限りません。

『Crave New World』はPC(Steam)向けに2026年10月発売予定で、価格情報は公表されていません。デモ版がすでに配信されており、発売前に序盤の配合や物流の感触を試すことができます。提供データではUI、字幕、音声のいずれも日本語表示には対応していないため、化合物の効果やニュースイベントの文章を読み解く場面では英語の理解が求められそうです。
『Crave New World』の配信情報
- 配信日:2026年10月
- 対応プラットフォーム:PC(Steam)
- 開発:World Map Tycoon
- パブリッシャー:World Map Tycoon
- 日本語対応:なし
システム要件
最小動作環境
- 最低: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 10
- プロセッサー: 2 GHz dual core
- メモリー: 2 GB RAM
- グラフィック: Hardware Accelerated Graphics with dedicated memory
- ストレージ: 1 GB の空き容量
推奨動作環境
- 推奨: 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です